自分に合った保育士の専門学校を選ぶには、インターネットや情報誌などをよく読んで多くの学校を比較してみるのがおすすめですが、またそれらの学校に通ったことのある卒業生による体験談などもリアルな雰囲気がわかるため参考にすると良いかも知れません。保育の仕事がしたい人に最適な保育士の専門学校を選ぶ際には自宅から学校までの通学のしやすさや校風、卒業生の就職率などを確認しておくのはもちろん、より基本的なところとしては指定校と併修校の2つの違いも知った上で通う学校を選ぶ必要があるでしょう。指定校と呼ばれる保育士の専門学校は文科省・厚労省による認可を受けている学校であり多くは2年制です。その学校の授業を受けて単位を取得し卒業すれば保育や幼稚園教諭の国家資格を取得することができるのが特徴で、これらの資格は卒業時に与えられます。

また併修校と呼ばれている保育士の専門学校は3年制で、このような文科省や厚労省の認可を受けていない学校であるため、その学校を卒業しただけでは保育・幼稚園教諭の国家資格を取得することはできず短大などの通信課程の授業も受講しなくてはなりません。そのため手間がかかり敬遠されがちな保育士の専門学校ですが、それだけにメリットもあり卒業すれば短大卒の学歴も得られ、その学校のカリキュラムによっては他の資格を取得できることもあり、資格の内容によっては就職先の選択肢も広がるでしょう。学校選びには指定校と併修校どちらが自分に向いているかも重要になります。